豪華デュエットナンバーを含むデイドリーミンな心地良さ。自身初の日本語詞にチャレンジした5年ぶり待望のニューアルバム。(参加アーティスト:高橋幸宏、藤原さくら、ハナレグミ)。都会的で飾り気の無いシンプルな佇まいが魅力の洒脱なシンガーソングライター、カーリージラフ。適度に乾いた音の質感、アコースティックな響きを活かしたフォーキーにしてファンキーな垢抜けたサウンドは健在で、小粋なメロディ展開、ソウルフレイバーがちりばめられた歌心溢れる簡潔で適切な演奏、多彩なアレンジが印象的な肩肘張らない彼の温かい人柄と西海岸らしい開放的なセンスが滲み出ているポップチューン。また初めて挑んだ日本語詞も新鮮で、交友の広さを物語る、賑やかな彩りを添えるデュエットナンバーの数々は本作のもう一つの聴きどころ。ソフトで洗練された無駄のないサウンドアプローチ、トータルでの輝きは見事にカーリー印。穏やかで豊潤な温もりを感じさせる音楽的な響きは絶品です。